激突 Thunderbolt vs. USB 3.0!!! その4 LaCie Rugged USB3 Thunderboltによる検証
LaCieのドライブの封印をなんとかきれいに取ろうとして細身のドライバーでゴニョゴニョしていたんですが、手が滑って封印にドライバーの先が命中!「プスッ」と封印が切れてしまいました ということで新品のLaCie Rugged USB3 Thunderboltの保証がはやくも無効に
今後壊れないことを祈りつつ検証です...
まずはいつも通り検証環境からどうぞ。
内蔵ドライブのFS | 外付けドライブのFS |
---|---|
HFSX | HFSX |
結果は下のリンクから続きをどうぞ。
こちらがAJA System Testの結果です。
使用ケース | 使用ポート | AJA System Test | |
Write | Read | ||
LaCie Rugged USB 3 Thunderbolt | Thunderbolt | 300.6 MiB/s | 367.7 MiB/s |
USB 3.0 | 296.2 MiB/s | 424.1 MiB/s |
こちらがファイルコピーの結果です。AJA System Testと同じ傾向になりました。
使用ケース | 使用ポート | File copy | |
Int → Ext | Ext → Int | ||
LaCie Rugged USB 3 Thunderbolt | Thunderbolt | 301.2 MiB/s | 379.3 MiB/s |
USB 3.0 | 292.6 MiB/s | 445.2 MiB/s |
今回もAJA System TestのReadと外付けから内蔵へのコピーでThunderboltがUSB 3.0にけちょんけちょんにやられているのですが、CENTURY 1分BOX2.5 USB3.0 GREEN LINE(CGL25U3S6G)の時みたいな衝撃はありませんでした。もちろんCENTURY 1分BOXで慣れたというのもあったのですが、PCMag.comのレビューで似たような結果を目にしていたせいでしょう。PCMag.comより結果が良いのはサムスンのSSDのおかげかなと思います。
AJA System TestのWriteと内蔵から外付けへのコピーではThunderboltが僅かに速いですが、これもPCMag.comで似たような結果になっていますし、この日のコンディションではなく、このドライブ(のチップ)がそういうポート特性の可能性が大きいと思います。
CENTURY 1分BOXの検証結果と今回の結果を踏まえて、シングルのSSDの場合UASPモードのUSB 3.0は現状ではThunderboltよりReadは速く、Writeも同等か僅かに劣る程度と言えると思います。
これは今までアップしたことがない話ですが、以前に一度だけThunderboltで10 GiBのファイルをコピーした時に22秒(465.5 MiB/s)で終えたことがあります。残念ながらそれ以来2度とそんな速さは味わえていませんが、もしかしたら今のThunderboltチップでも状況によってはそのぐらいの転送速度を出すポテンシャルはあるのかもしれません。
何はともあれ400 MiB/sを常時突破できているのがThunderboltではなくUSB 3.0というのはMacユーザーに取っては寂しい話ですねえ...
このシリーズの続きにもあたる下記の記事も合わせてどうぞ。
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