Mac mini改造計画(おそらく)最終章 Mac mini (A1176)にmini-PCIe SATAカードを取り付けてみる
今の旧々Mac miniに満足しているんですが、唯一の弱点が外付けディスクへのコピー速度。メディアセンターとして活躍しているだけにすぐに録画ファイルなどの巨大ファイルがたまるんですが、USB 2.0にしてもFirewire 400にしてもイライラする転送速度。我慢の限界が近づいていたのですが、こちらのSteve JohanssonさんのページにわたしのMac miniにピッタリの解決方法が紹介されていました!内蔵ドライブを犠牲にしてバカでかい3.5インチのドライブに繋ぐようなMac miniの良さを損なうエグすぎる改造ではなく、AirPortモジュールが犠牲になりますが外観はほとんど変化なしというのが気に入りました。ただSteveさんのページのトップに注意書きで書かれている通りMac miniでもA1176モデル(Macmini1,1と2,1)でしかできませんので、それ以外のminiを所有されている方は他の方法を探すしかありません。iMacでも一部の機種で同じことができるようです。
まずはカードの注文ですが、検索が面倒くさかったので素直にSteveさんのページでリンクされているこちらのショップで買いました。下の写真は届いたパッケージです。
で、こちらが中身です。
こちらがmini-PCIe SATAカードです。当然ながらMiniにピッタリのちっこさ!
端折ってハードディスクをDVDドライブとハードディスクを外したところから書きます。そこまでの経過はこちらのifixitのMac mini Model A1176 Repair Manualをご覧ください。まずはAirPortモジュールを外します。モジュール接続部とネジ1本でとまっています。ネジとプラスチック製の支えはSATAモジュールを装着する時に必要ですのでなくさないようにしましょう。
次にカードとケーブルを装着するのですが、後からケーブルを付けるのが面倒くさいと思って写真のように最初からケーブルを装着してしまいましたが、これはわたしのようにケースを削るような専門工具を持ち合わせない人間にとって大失敗でした。何が失敗だったかと言うと、この時点でケーブルの取り回しをケースに穴をあけてケーブルを通すのかどうかを含めて決めなくてはならないからです。で、ケースですがとてもカッターナイフでどうにかなるようなブツではありません

こちらの写真ではまだ失敗に気づかずに装着しようとしています

ふと目に入ったのが下部フレームの下部周囲にある通気孔でした。こちらもゴミよけとフレーム接続を兼ねた金属版でフタがされた状態なのですが、この金属版は簡単に内側にねじることができました。そこで金属版を内側にねじって通気孔を自由にし、まずは通気孔にケーブルを通しました。ケーブルを通す時は力技は厳禁です。ケーブルをゆっくりと左右に動かしながら押し込むと徐々に入って行きますので慌てずにやりましょう。で、ケーブルが通ったらまずはモジュールにケーブルを接続してその後にモジュールを次の写真のような配線で接続するとなんとか取り付けることができます。この後はハードディスクやDVDドライブを取り付けてオペレーション完了です。
こちらの写真はケーブルを通した通気孔を外側からアップ撮影したものです。
こちらは全体の写真。
実は最初は面倒くさかったし、モンスターMiniにしてやろうと思って例の12.5ミリ厚の1テラバイトのディスクを取り付けたまま組上げました。が、これはやはり無理がありました。厚みに加えフレームがよじれていることもあって内蔵ディスクのSATA接続部がどうやっても浮き上がってしまい、起動すらできませんでした。しかたなく9.5ミリ厚の640ギガバイトのディスクを取り付けたらピッタリおさまりあっさり起動しました。最初はオペレーションを見くびっていて小1時間もあれば全て完了と思っていたのですが、ケーブルを通す穴や配線で手こずりなんだかんだ休憩も含めて5時間の大オペレーションになってしまいました。ポートはシステムプロファイラではパラレルSCSIとして認識されます。
まだeSATAアダプターが到着していないので、テストは後日また。
追記 転送速度の検証はこちらのページをご覧ください。
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